手の指を見ればその男性の能力の高さが分かる…
男性の指の長さにはなにか不思議な秘密が隠されているようです。

●人差し指派？薬指派？
人差し指の長さを薬指の長さで割った値を「指比（しひ・ゆびひ）」といいます。
この指比、日本人男性の平均は0.94～0.95だそうで、薬指に対して人差し指が短いほど、指比の値は１より小さくなります。

この指比、実は男性ホルモンに関係していて、指比の数値が低い（薬指に対して人差し指が短い）ほど、男性ホルモンの代表格であるテストステロンのレベルが高く、その男性の能力が高いことになるそうです。

男性ホルモンであるテストステロンが最初に分泌されるのは母親の胎内です。胎児はアンドロゲンシャワーをたくさん浴びて精巣からテストステロンが大量に分泌され「男性化」します。
具体的には、陰茎や陰嚢の発育、脳の性差形成、顔形や骨格の成長を促します。
このとき浴びたアンドロゲンシャワーが多いほどより男らしく、テストステロンレベルが高いとされます。

この指比、ビジネススキルにも大きく関係があり、イギリスのシティという金融街で「高頻度トレード」を仕事にしている男性の指比を測ったところ、指比が低い人たちは指比が高い人たちよりも、なんと1年収が10倍あったそうです。
これは驚きの事実！

同じく指比は「肉体」の能力にも関係があり、サッカー選手でも一軍と控えの選手では、一軍の選手の方が指比が低いというデータがあるようです。

男性の生殖器も指と大きく関わっているらしく指比が低いほど生殖器が大きく、指が長いほど生殖器も長いとか。

ちなみに、この傾向は男性に見られ、女性は指比と能力の関係性はあまりないと言われています。

さて、この指比の測り方ですが、
長さを測るときは、右手の手のひら側で行うことが原則です。薬指の付け根には、だいたい２本のシワがありますが、手のひらに近い方のシワの真ん中からの長さを測ります。人差し指の長さを薬指の長さで割った値が「指比」になります。

指比と、身体的・行動的性質との相関関係については、米ノース・ダコタ大学のグラント・トムキンソン教授をはじめ、複数の研究者によって研究されていますので、興味ある方は調べてみてはいかがでしょうか？

女性が無意識に男性の指を見てしまうのは、動物的というか女性の本能なのかもしれませんね。