殿様も休憩したお屋敷に宿泊。歴史ある松本藩主の本陣が新たな民泊施設として誕生。“Satoyama villa 本陣”

  1. エンタメ

【11月開業】殿様も休憩したお屋敷に宿泊。歴史ある松本藩主の本陣が新たな民泊施設として誕生。“Satoyama villa 本陣”。

自然あふれる松本の里山に贅沢な4部屋&ラウンジと地域の文化に触れる

扉グループ(扉ホールディングス株式会社/長野県松本市)は、アグリツーリズム四賀推進協議会によって改修された歴史的建造物を利用し、松本市四賀地区の民泊施設「Satoyama villa 本陣」の運営を2020年9月に開始、11月開業します。

里山再生プロジェクトとして2019年同市中山地区に開業した「Satoyama villa DEN」に続く第二弾で、「Satoyama villa 本陣」は長野県松本市・四賀地域に江戸時代から存在する旧本陣・小澤家が所有していた母屋と離れからなる二棟を、4客室、ダイニングとラウンジに改修。

かつて松本藩の藩主が江戸への参勤交代に使った本陣の屋敷は明治41年に火災で焼失しましたが大正2年に再建(復元)し、今なお本陣の典型的な様式を残す貴重な建造物です。当時の趣が今も残る四賀の街と共に、建物の文化的価値を維持し趣きを最大限残しながら、安全性と快適性を重視してリノベーションされ、新しい古民家民宿として生まれ変わりました。

敷地は母屋、離れ(洋館)、蔵4棟は全2,340㎡の広い敷地に点在。木造一部3階建ての母屋の中央部分には天窓まで見上げる高さ13mの吹き抜けが見事。幾重にも組み合わされる梁は全て1本の欅で作られているダイナミックな建築様式が今に残ります。母屋の3客室と離れの1客室は屋敷の持つ歴史的特性を最大限に生かした配置で、母屋は、お殿様が実際に休息した奥座敷、家来と会議をしたと伝承される部屋吹き抜けの大空間に架けられた渡り廊下がある部屋が客室となり、かつてこの家で使用されていた囲炉裏が残るダイニングエリアがあります。 昭和初期に建てられた総檜造りの“離れ”では現存するステンドグラス細工をそのまま生かした大正ロマンの空間にアンティークの家具を配したラウンジで、らせん階段の2階には1客室があります。
ダイニングとラウンジは宿泊者専用時間帯以外は一般の方も予約制で利用することができます。宿泊者専用のお食事は料理人が地元の食材を使用した夕食、お殿様をイメージした朝食を提供します。(事前予約制)

土間の奥に広がるダイニングスペース

 

<Satoyama villa 本陣 概要>
施設名: Satoyama villa 本陣 (読み:サトヤマ ヴィラ ホンジン)
所在地: 松本市保福寺町246
電話番号:0263-88-3266 (扉ホールディングス株式会社)
宿泊料金: 客室料金 44,000円〜(オープン記念価格/税サ込)
URL: http://shigahonjin.jp/
敷地面積:  2,340㎡ 延べ床面積 母屋  579 ㎡ (木造一部三階建て)/離れ  109 ㎡ (木造二階建て)
アクセス:
・⾞でお越しの場合
中央自動車道→長野自動車道(新宿・名古屋方面より)安曇野ICより車で20分
長野自動車道(長野方面より)麻績IC より車で37分
関越道上田菅平ICより車で75分

・電⾞でお越しの場合
東京⽅⾯から 北陸新幹線 長野駅で下車 → 篠ノ井線 明科駅下車 タクシーで25分
新宿⽅⾯から 中央線 特急あずさ乗車→ JR松本駅で下車 タクシーで30分
大阪⽅⾯から JR新大阪駅ーJR名古屋駅ーJR篠ノ井線 松本駅 JR篠ノ井線 松本駅からタクシーで30

予約方法: 株式会社明神館予約デスク 0263-31-2301

 

客室:
客室A 殿様ガーデンビュースイート

天井が高くゆったりとした空間。大玄関からは殿様気分でお庭を眺められます。

広さ:121㎡、4部屋
定員:6名
設備:バス・トイレ、ミニキッチン 洗濯乾燥機
特徴:母屋1階、庭向き
殿様が使用した大玄関から入り、まっすぐ広がる座敷。この家の中で最も格式の高い部屋で天井が高く、ゆったりとした空間が広がります。バスルームからお庭が臨め、大玄関からは殿様の気分で前庭を見ることができます。

 

客室B 殿様ガーデンビュージュニアスイート

 

一段上がった特徴的なお部屋。ここで殿様と家来が会議をしたと伝えられています。

広さ:90㎡、2部屋
定員:4名
設備:バス・トイレ、ミニキッチン 洗濯乾燥機
特徴:母屋2階
一段上がった特徴的なお部屋。ここで殿様と家来が会議を行ったと伝えられています。お風呂からお庭や畑、廊下からは離れの菱葺の屋根が臨めます。

 

客室C 殿様ブリッジジュニアスイート

広さ:86㎡、2部屋
定員:4名
設備:バス・トイレ、ミニキッチン 洗濯乾燥機
特徴:母屋2階
渡り廊下で2つのお部屋を行き来することができる遊び心のあるお部屋。囲炉裏の上の吹き抜けは圧巻。

 

客室D 迎賓館スーペリア


広さ:43㎡、2部屋
定員:2名
設備:シャワー室、トイレ、ミニキッチン 洗濯機
特徴:離れ2階
和モダンなお部屋。廊下からは庭や畑が臨めます。

【歴史】
本陣 小澤家
旧本陣「小澤家」の歴史・・・
室町時代から旧江戸街道の保福寺宿の中ほどにあり江戸時代は参勤交代の休憩に利用した由緒ある建物。問屋として栄えた名家の風格が残る間口20メートル、奥行き18メートルの木造一部3階建て母屋は一度焼失し再建されたもの。また昭和初期に建てられた離れは和洋折衷の瀟酒なつくりで、客人をもてなす空間として使われていました。現在国立大学法人信州大学工学部建築学科、松本市教育委員会文化財課の協力のもと文化財登録を目指して学術調査が進められています。

 

【長野県松本市四賀地区(旧四賀村)】
旧四賀村は平成17年に松本市に合併し現在に至ります。江⼾時代には善光寺街道、江⼾街道が通っており3つの宿場町(保福寺宿、 刈⾕原宿、会⽥宿)が置かれていました。特に保福寺宿は松本藩の城主が江⼾に参勤交代のルートで、交通の要所として松本藩随⼀の規模を誇る規模であったといいます。また四賀地区は、中世には伊勢神宮直轄の領地、江⼾時代には幕府直轄領という稀な背景を持ち、独⾃の⽂化圏が形成されていきました。
明治の初めの廃仏毀釈により、松本藩内でも多くの寺院が破壊されましたが、四賀地区は幕府直轄領だったことから影響を受けずに済み、今もなお中世からの寺社仏閣が多く残っています。

【アグリツーリズム四賀推進協議会】
2019年6月、扉グループを含む市内外の16の個人・団体によって「歴史的建造物の保存と農村地域の所得の向上」を目的として設立されました。
農林水産省農泊推進事業指定団体として取り組む2柱:
①農村地域での滞在型旅行地域を活性化
②本陣小澤家の改修事業

【Satoyama villa コレクション】
2019年7月に第一弾としてオープンした“Satoyama villa DEN”は築190年の蔵を要する中山地区の古民家とその敷地にある田畑を活用した民泊事業です。母屋は総計244㎡の2階建てで客室3室の一棟貸しが出来ます。敷地内の畑で育てた野菜が味わえるほか、水田や畑の真ん中でくつろげる環境を備えています。広がる松本平と望む北アルプスのパノラマと田園・里山風景を直接感じることができます。
URL http://tobira-group.com/satoyamavilladen/

水田の真ん中に設置されたくつろぎスペース。松本市街地を見渡すことができる絶好のロケーション。

夜景を楽しみながら、専用ガーデン内でBBQ。

 

<施設概要>
母屋:客室3室
土蔵:客室1室
水田および休憩スペース「水殿」
菜園および菜園ダイニング ハーブガーデン
竹林
所在地 松本市中山5471-1

【扉グループ】
“扉温泉明神館”、“松本丸の内ホテル”、“ヒカリヤ”、“Satoyama villa コレクション“など全6施設の運営をしています。

 

・扉温泉明神館
創業1931年、来年90周年を迎える扉温泉明神館(43室)は標高1050mの国定公園内に位置する老舗の宿泊施設で、世界60か国以上530のホテル・レストランの加盟する権威ある会員組織ルレ・エ・シャトーのメンバーです。
http://www.tobira-group.com/myojinkan/

1931年創業、国定公園内に佇む一軒宿の扉温泉明神館。

・ヒカリヤ
松本市内に位置する日本料理とナチュレフレンチの飲食&ウエディングレストラン。二棟は日本の伝統と西洋の文化を両方併せ持つ。120年前に建てられた歴史的建築の名門商家「光屋」をリノベーション(国登録有形文化財)。フランス料理を提供するヒカリヤニシはルレ・エ・シャトーのメンバー。扉グループの古民家再生プロジェクトはここからスタートしました。
https://www.hikari-ya.com/

120年前に建てられた歴史的建築物をリノベーション。

・松本丸の内ホテル
松本城下に位置する90室からなるホテル。隣接するレストラン&結婚式場は1937年に建てられた旧第一勧業銀行松本支店(国登録有形文化財)。
http://www.matsumoto-marunouchi.com/

手前の建物は登録有形文化財旧第一勧業銀行松本支店。奥に見えるのが松本丸の内ホテル。松本城から徒歩3分の立地。

 

 

joymum

インテリア&ファブリック業界の企画開発界隈でうろうろウン十と数年。もう「WITH エイジング」でいこう!をモットーに、毎日5kmじょいの介との散歩と、まったりが心の支え。いつかカモメ食堂みたいな北欧の暮らしを夢見る日々を過ごす。

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