薬膳は「食事で体調を整える」という中医学の考え方に基づいており、近年の健康ブームもあいまって女性を中心に関心が高まっています。とはいえ、まだまだ“ちょっとハードルが高いもの”という印象があるのではないでしょうか。
そこで、“体調は良くしたい! それもできるだけゆるく、ライトに取り組みたい!”という女性に向けて、1日1本のコラムを読むだけで自然と薬膳生活ができる新たな薬膳本が刊行されました。
本書ではスーパーやコンビニで手に入る食材で簡単に取り組める「ゆる薬膳。」を提唱する薬膳アテンダント・池田陽子氏を著者に、季節ごとのお悩みや症状に効果的な薬膳にまつわる話を、365日分の日付を立てて、月ごとに紹介します。難しい生薬ではなく、身近でかつ手軽に入手できる食材を使うので、普段の生活に自然に取り入れられる薬膳術ばかり。簡単な薬膳レシピ紹介も盛り込まれているので実用的です。特に「サバジェンヌ」としても活躍中の著者による、サバ缶を使った薬膳術は必見。自身の経験を基にした美容&ダイエット薬膳術も満載です。装丁は人気イラストレーター「柊 有花」が描き下ろしたイラストを使用し、思わず手に取りたくなる雑貨感のある仕上がりになっています。
<本書掲載の記事テーマ一例>
3月 花粉症3大横綱食材は豆、イモ、きのこ
4月 新しい環境のストレスは「香り野菜」で撃退!
5月 ゴールデンウィークの一日は「薬膳デトックス鍋」でリセットデーに
6月 除湿食材に香り野菜、昆布を組み合わせると「最強の梅雨薬膳」に
7月 蒸し暑さが原因の夏風邪を「海藻類」で撃退
8月 日焼けしにくい肌をつくる「食べるUVケア」
9月 呼吸器トラブルに効果大 「のど飴フード」
10月 新米の季節 お米は「気を補う」基本食材
11月 風邪の回復期におすすめ。「完全復活」に役立つ白菜
12月 基本は加熱。寒涼性食材に要注意 身体を「冷蔵庫化」しない食べ方を
1月 おせちは理想の「アンチエイジング御膳」
2月 動くものは活力を与えてくれる効果大 冬は「肉が必要」な季節
<著者紹介/薬膳アテンダント・池田陽子>
宮崎生まれ、大阪育ち。立教大学卒業後、広告代理店、出版社などを経て、国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)に入学、国際中医薬膳師資格取得。暮らしの中で手軽に取り入れられる「ゆる薬膳。」の提案を、執筆やセミナーを通して行い、テレビなどメディアに登場。著書多数。
<書誌概要>
【書名】『1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日』
【定価】1,300円(税別)
【発売日】2020年3月19日(木)
【仕様】四六判、本誌288ページ
【発行】JTBパブリッシング
【販売】全国の書店
https://books.jtbpublishing.co.jp/book/60001-202003807680-000/