ニュージーランド航空チーフ・マーケティング&カスタマー・オフィサーのマイク・トッドは、今年就航する片道約17時間のオークランド-ニューヨーク便など、世界最長クラスのフライトの運航には“お客様を魅了するようなプロダクト”を多く導入していきたいとして、以下のように述べています。
「ニュージーランド航空は、機内の全キャビンにおいて革新的な製品を導入すべくに、膨大な量の開発作業を進めています。長距離フライトをご利用のエコノミークラスのお客様にとっては、体を伸ばせないことが明らかな苦痛の種です。エコノミー『スカイネスト』の開発は、この課題に真っ向から向き合った結果です」
ニュージーランド航空は、オークランド-ニューヨーク便就航後の業績評価をした後、2021年にエコノミー「スカイネスト」本格導入の是非について最終決定を下す予定です。
カスタマー・エクスペリエンス ゼネラルマネージャーのニッキ・グッドマンは、エコノミー「スカイネスト」開発の最終段階でのお客様および客室乗務員から得たフィードバックは大変貴重であり、重要なパートナーの皆さんにも熱心に関与いただいたとして、次のように話しています。
「未来の飛行体験として、長距離フライトにおけるエコノミークラスのお客様が、ご自身の座席に加えてエコノミー『スカイネスト』を予約することで、質の高い休息を得られ、目的地に到着する頃には十分リフレッシュできている、という光景を予感しています。これはあらゆるレベルで大変革をもたらす画期的なプロダクトといえるでしょう」
「この製品開発をお客様とともに行えたことに、大きな喜びを感じています。これは、お客様の健康を第一に考えた3年間の集中作業のハイライトの1つです。このイノベーションが、航空業界のゲーム・チェンジャーとなり、長距離路線に大きな改善をもたらすと確信しています。エコノミー『スカイカウチ』と同じように、他の航空会社がエコノミー『スカイネスト』ライセンス供与による導入を検討することを期待しています」
ニュージーランド航空の航空プログラム責任者ケリー・リーブスは、同社では‘can do’ (実現できる)を重要な価値の一つとして捉えており、エコノミー「スカイネスト」試作品はその具体例であるとして、次のように述べています。
「ニュージーランド航空では、継続的に『実現できる』という姿勢を育み続けています。私たちは大胆であること、新しいことに挑戦することを恐れません。問いを投げかける時、『これを行うことはできるか?』ではなく、『お客様のためにこれを行うのは正しいか?』、そしてそうであれば『どうやってこれを行うか?』という姿勢でいます」
「私たちは優れたアイデアを取り入れ、環境、市場、そして社員やお客様に役立つイノベーションを 生み出し、提供しています。その力が、私たちに優位性を与えているのです」
リーブスは、エコノミー「スカイネスト」の開発や、当局から必要な認可が下りるまでに乗り越えるべきハードルは、エコノミー「スカイカウチ」とは比較にならないほど高い、と話します。
「しかし、それは追求する価値のある目標であり、世界中すべての航空会社のエコノミークラスで旅をするお客様にとって、ゲーム・チェンジャーになる可能性がある目標だと、私たちは考えています」
ニュージーランド航空のエコノミー「スカイネスト」の仕様*
エコノミー「スカイネスト」は航空機内のどこに配置されますか? | 機内のエコノミー・キャビン内に配置されますが、正確な位置は未定です。 |
エコノミー「スカイネスト」は何台のベッドを格納できますか? | 各エコノミー「スカイネスト」は、最大6基のスリープ・ポッドを格納できます。 |
スリープ・ポッドの全長 | 200cm以上 |
肩部分の幅 | 58cm以上 |
エコノミー「スカイネスト」のサービスに含まれているものは何ですか? | 各スリープ・ポッドでは、フルサイズの枕、シーツ、毛布、耳栓に加え、プライバシーカーテン、睡眠用に設計された照明を搭載する予定です。その他の機能、例えば個別の読書灯やデバイス用USBコンセント、換気機能なども検討しています。 |
*すべての仕様は変更される場合があります
動画:ニュージーランド航空エコノミー「スカイネスト」(試作品)の使用時の動画は、こちらよりご覧いただけます。
【ニュージーランド航空について】